CONCEPT まち森構想 of こどもフォレストクラブ


まちなかに、森のように自然とあそべる「まち森公園」をつくります。

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こどもフォレストクラブから、まち森公園へ。

2010年こどもフォレストクラブ設立。

 日本は森林資源が豊かで、昔からその恵みとともに暮らしてきました。山は水を作り、海に返し、循環しながら地球を守っています。市内どこに立っていても見渡せばどこかの山が目に入ってきます。しかしながら、子どもたちが日常生活の中で山や木に直接親しむ機会はなかなかありませんでした。子どもたちは自然体験を通し成長していきます。こどもたちの生きる力を森から頂いて、将来森に少しでもつながるように成長してほしい、そしていわきの豊かな環境、自然を未来につなげていければとの思いから「森にチカラを、森からチカラを。」をキャッチフレーズに、2010年「こどもフォレストクラブ」を設立しました。
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2010年9月いわき市田人貝泊にて

2011年3月11日の東日本大震災。

 ところが、2011年3月の大震災とその後の原発の事故により放射性物質がいわき市内にも飛散され、特に森林は汚染されました。子どもたちは大地から引き離され、山や森にも近づけなくなりました。私たちは山や森でなくても子どもたちに安全に自然体験をさせることはできないかと、まちなかに森のような公園を作ることにより、自然に触れながら遊ばせたいと考えました。また、汚染されていない自然豊かな地域と連携し子どもたちの自然体験の機会を継続的につくっていきたいと考えました。
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自然豊かな貝泊でカエルを捕まえた女の子。

2012年これから。

 まずは湯本のまちなかに子どもが自然を感じながら遊べ、永続的に使える「まち森公園」を作りたいと考えています。

・湯本のまちなかの空間線量は0.15前後
・商店街とつながる新しい土地を確保し土も木も新しいものを入れる。
・土や木や火に触れ、自然と危険と楽しさを感じられる。
・遊具は自然のものを使い自分たちでつくる。
・自己責任で遊ぶことを学ぶ。
・大人がみまもる仕組みづくり。
・「冒険あそびば」や「世田谷プレイパーク」がお手本。

 実現のために事前活動として、短期のまちもりパークを開設し、商店街や地域の人達と連携し構想を実現に移していくための周知活動をしながら、子どもたちの自然体験の場を作ります。地域の人やお年寄が遊びの先生となることにより子どもたちとの交流が生まれ、まちなかに創ることにより商店街を歩く人が増え経済活動に寄与し、新しいまちづくりにつながればと思います。(2012年3月)
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2011年3月まち森パークを開催


参考:こどもフォレストクラブ設立時の趣旨

小学校3年生のメルくんは引っ込み思案で、おとなしい男の子。
お家の中で本を読んだり、おもちゃで遊んだりゲームをしているのが好き。
お外のこと、自然のことにはあまり興味がないのかしら、とおかあさんは思っていました。

メルくんのおかあんさんは働いていたので、メルくんは小学校に上がる前は保育園に通っていました。
その保育園はちょっと変わった保育園。
テレビは見ちゃダメ、食べ物は地元の自然のものだけ、お散歩は午前も午後も山歩き。
3年間通ったけど、テレビやゲームが好きなメルくんはあまり好きじゃありませんでした。

3年生になったメルくんは、お友達の家族と一緒に山遊びをすることになりました。
あんまり気が乗らなかったメルくんですが
山に着いたら一番元気に山の木や枝やつるを使って遊んでいるのがメルくん。
山道もひょいひょいと歩いていきます。

おかあんさんはびっくりしました。
テレビやゲームばかりしていると思っていたのに、山遊びを知っているメルくん。
原点は保育園での毎日の山歩きだったと気がつきました。
そしてお母さん自身もまちなか育ちだからあまり山で遊んだ記憶がないことにも気がつきました

いきいきと遊ぶメルくんを見て、小さい頃の自然体験の重要さに改めて気がついたおかあさんは
地域のこどもたちをもっと地元の森や林で遊ばせたい、体験させたいと思いました。
なぜならおかあさんはその山からとれる木をあつかう材木屋だったからです。

材木屋として地元の山の木を、地域の人たちの家づくりに役立ててもらって自分たちも生活しているけど
日本の山、林業はこのままでは荒廃してしまうという危機感を持っていました。
山が荒れると、材木がとれないだけでなく、環境破壊となり治水もできなくなり
洪水や山崩れなどが起きる可能性もあります。

こどもたちの未来と、森林の未来がリンクしてみえた時
大きなアクションはできないかもしれないけど、子どもたちに
未来のビジョンを見せることはできるかもしれないと思いました。

       森にチカラを、森からチカラを。

子供たちの生きる力を森から頂いて、将来森に返せるように成長してほしい。
「こどもフォレストクラブ」はそんな気持ちから生まれました。

これから、実際の森林体験や勉強会、情報の提供などの活動を通して
微力ながら活動の場を広げ、こどもと森林の輪を広げ未来につなげていきたいと
みんなで考えています。